このたび、扶桑社「ESSE5月号」の特集『家事代行お願いしてみたレポ』に掲載いただきました。
私が体験させていただいたのは「料理代行」サービスです。
誌面では、掃除代行のレポートも掲載されており、家事代行サービスの選び方や利用の流れ、相場感などが、見開き2ページにわたって丁寧にまとめられています。
ご興味のある方は、ぜひお手に取ってご覧ください。
実は私、料理代行に強い関心を持ちながらも、長らく依頼には至らずにいました。
子どもたちが大学生になり、夕食を家で食べる日が減ったこと、長年続けてきたお弁当作りも終わり、日々の食事づくりに張り合いがなくなってしまったこと。
さらに、仕事の多忙さも重なり、料理へのモチベーションが一気に下がってしまったのです。
いわば“料理燃え尽き症候群”のような状態でした。
「夕飯を誰かに作ってほしい」と願いながらも、家事代行を頼むことには心理的なハードルがありました。
特に、「家事は自分がやるべきもの」という昭和的な価値観が心の奥底に残っていたのだと思います。
代行者さんとの相性への不安もあり、調べては迷い…を繰り返して半年以上。
そんな折にESSEさんから体験取材のお話をいただき、思い切って挑戦させていただきました。
結果として、「もっと早く頼めばよかった!」というのが正直な感想です。
冷蔵庫に用意されたおかずがある安心感、帰宅後に料理をしなくていい解放感、家族の喜ぶ顔。
代行で来ていただいた料理はバリエーション豊かで、私自身が飽きていた自作のワンパターン料理とは全く違うものでした。
体験後すぐに、今度はプライベートで定期依頼を決意。
現在は、月に1回のペースで来ていただいています。
10分で栄養バランスの整った食事がとれる暮らしは、想像以上にラクで、心にも時間にもゆとりが生まれました。
注:個人的に依頼をしている代行者さんの料理。ESSE記事とは無関係です。
家事には、得手不得手があります。料理が得意でも掃除が苦手な人、逆の人もいるでしょう。私はアイロンが大の苦手です(…と、これは余談ですが)。
自分が苦手なことは、誰かの力を借りていい。
改めてそう感じた今回の体験でした。
自分にしかできないことにエネルギーを注げるように、苦手なことは無理せずプロに頼る。
令和の今、家事を手放すことは、怠けることではなく「暮らしの質を上げる選択」だと実感しました。
この体験が、同じように悩んでいるどなたかの参考になれば嬉しいです。